『SEBAGOという靴』。‐ブラックラピド製法について‐

ども、火曜日は靴のお話。岸本です。



本日は久々に一足の靴について詳しく書いて見ようかと思います。

製法的にも、形的にも歴史あるベーシックなモデルの話をしっかりとしたいと思いますので、最後までお付き合いよろしくお願い致します!!


では、早速参りましょう。


本日ご紹介する靴はこちら。



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『セバゴのガラスレザーペニーローファー』 です。


まずこのメーカーにとってこのローファーはまさにブランドアイデンティティです。

それを示すために軽くこのブランドの歴史をご紹介。

SEBAGO(セバゴ)とは、アメリカのシューズブランド。1946年にニューイングランド在住の3人、Daniel J. Wellehan氏、Sr.,William Beaudoin氏、Joseph Cordeau氏によって創立された。世界的にデッキシューズやローファーを定番ブランドとして知られ、1980年代に発表されたモカシン縫いボートシューズの代表モデル「ドックサイド」は本国アメリカの大学生や高校生の間で大ブームとなる。また、当時は米国セーリングチームの靴の公式サプライヤーだった。

またセバゴは、創業当時くらいはあのスペリー・トップサイダー(Sperry Top-Sider)にデッキシューズを納入していたというまさにデッキシューズの元祖的ブランドともいえるでしょう。


とまあこんなブランドでアメリカのシューズメーカーの中では歴史あるブランドであり、その中でもローファーの歴史が一番古いブランドで、アメリカでは学生靴といえばここんちのローファーと言われるほどのド定番シューズなのです。


そして今回ご紹介のローファーは今まで再三当ブログでいろんな製法のことを書いてまいりましたが、そのうちの一つである 『ブラックラピド製法』 を用いたアメリカの靴の歴史そのものな靴でもあります。

その製法の特徴も述べながら、アメリカ靴らしいディテールをご紹介していきますね。



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まずセバゴのローファーといえばこの素材。ガラスレザーと呼ばれる牛革です。元々は安価な靴に高級革素材であるコードバン風の光沢を与えるために考案された塗装加工なのですが、実は塗料を表面に付着させることで非常に耐水性と耐久性があがり、雨の日にもある程度履ける靴に仕上がります。毎日同じ制服で登校する学生靴としては大切な要素ですよね。また、おもに東海岸を中心に人気が出たのも、雨や雪の多いニューヨークで履かれたことが要因だと言えます。

とにかく、デニムやスエットなどで分かるとおり、アメリカ人は丈夫なものを好みます。この革もアメリカ人の大好物だったのでしょう。とにかくアメリカのビジネスシューズでもよく見かける代表格のレザーです。




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定番中の定番といえるこの…。やや丸みと厚みのある木型。指の可動域を広くとって歩き易くしています。



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さて、そろそろ 『ブラックラピド製法』の話をしましょうか。 別名 『マッケイグット製法』 と呼ばれている製法で、その名のとおり、マッケイ製法とグットイヤー製法のいいトコ取りの製法といえます。

マッケイの馴染みの早さと、グットイヤーの丈夫さ、ソール交換の簡単さを兼ね備えた製法です。


詳しく書くと、まず写真にあるようにコバと表底を出し縫いで縫います。コバとアッパーと中底を別のステッチですくい縫いして留めます。こうすることによって、表底の裏面のステッチを切れば簡単に表底のみ外せるので、ソール交換が簡単で、アッパーが型崩れすることはありません。またウェルトを使ったガッチリした縫いではなく中底をすくい縫いしているので、マッケイに近い形にアッパーが足を包みこんでいるために馴染むのが早いんです。

もっと簡単にいうと馴染んで足はラクなのに、丈夫でソール交換も簡単ってことですね。

また、二重にステッチを使用しているので、表底のステッチから水が靴内部に入ってきません。よってある程度の雨にも強い訳です。

まあ、文字だけで書いてもイマイチ分かりづらいと思いますので、本当に詳しく知りたい方は店頭で岸本まで。実物みながら他の製法との違いなどもお教えしますので。(笑)





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中底の縫い方はマッケイに似ています。アッパーの革が足を包み込む形になり、すぐに馴染んでくれるので、グットイヤーウェルト製法のように固くで中々なじまず、足が痛いということが少ない製法です。

アーチサポートつきの昔ながらのインソールも歴史あってよいではないですか。



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コバと出し縫いされているステッチ。これを切れば簡単にソールのみ外せるワケです。ソール交換が簡単で数回可能なので、雨の日に履いてもしソールがやられても交換して長年履くことができます。



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『本物の手縫い』 を意味する刻印。1946年創業はアメリカではかなり古い部類です。




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後ろ姿もクラシック。手縫いの入ったカカト部分が歴史を感じて◎。




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ローファーといえばモカ縫いですが、このモデルは昔から変わらず手縫いで行われています。アメリカらしい無骨な糸使いはヨーロッパにはない気取らない雰囲気をつくっています。



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シンプルで超ベーシックなソール。これも歴史感じますね。





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独自の製法であるという刻印。オリジナルの良さと誇りが出たディテール。

とにかくアメリカ靴を体験したい!!!という方はこれですね!!!



製法もしっかりしていて、ガンガンに履けるこのモデルが状態も最高で超おススメ価格で出ておりますので。





ぜひ店頭にてご試着あれ!!!








さてさて、今夜はここまで。
より詳しく聞きたい方は店頭にてどうぞ。




以上、岸本がお送り致しました。
ご清聴、ありがとうございました!!!






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