『デザイナーさんと直接お話しした思い入れあるブランド靴のご紹介。』

ども、火曜日は靴のお話。岸本です。



当ブログを長らく読んでいただいている方はご存知かと思いますが、岸本は以前は新品の服と靴のバイヤーとして海外を回っていたのですが、その時に色んなブランドのデザイナーさんとお話しする機会もありました。


そんな思い出の中でも、印象に残ったデザイナーさんがいたのですが、今回はそんなかなり個性的なデザイナーさんが手掛けた作品をその時のエピソードも含めてご紹介しようかと思います。



その思い出のデザイナーとは 『Rafi Balzian』と『John Fluevog』のお二人です。

どちらも日本ではまだまだ認知度が高くはないと思いますが、Rafiさんの手掛けたブランド『CYDWOQ』は今や感度の高い日本のセレクトショップでも良く見かけるブランドであり、本国のカリフォルニアでも人気セレクトショップで取り扱われてかなり長い間安定した人気の続くブランド。そして、その名をブランドネームにしている『John Fluevog』はニューヨークで大人気のブランドです。

僕がご本人たちにお会いしたのは、約10数年前の海外の展示会場で、当時はサイドウォックはまだブランドが展示会にで始めたばかりの頃、ジョンさんはラスベガスのマジックショーでの展示会で初めてあったのですが、すでに結構な規模のブランドブースだったのを覚えています。ニューヨークで特に人気があり、オンリーショップもすでにありました。




それでは、そんな2人が手掛けた、靴をご覧頂きながら、御本人から聞いた話を交えてご紹介したいとおもいます。








まずはラフィ作品からご紹介。



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『サイドウォックの植物染めヤギ革立体サンダル』です。


こちらは非常にこのブランドらしいサンダルです。まず、ラフィ作品のオリジナルなところは『ヤギ革を植物系染料で染めた革』を使用すること。ヤギ革は肉厚で独特のシワ感があり無骨な感じがする素材ですが、それを植物、果物などの染料で染めることで、柔らかく発色も奥行きのあるものに変わります。御本人と話した時も、何度もヤギ革という単語が飛び交ってました。このお方は基本的にエコ思想なので、地球に優しい染料を使用している事も強調していました。そして実はヤギ革を使用してる理由も本人からお聞きしたのですが、余りにもマニアックなコダワリというか思想のため、ここでは敢えて割愛します。本当にご興味がある方のみ店頭で岸本にお問い合わせ下さい。そして最初にお会いした際に『わたしは人間工学と力学を学んで靴に応用しているので履き心地は最高だ』とアピールされたのですが、その当時色々な靴を立ち仕事で試して、ドイツの医学的な靴の勉強もしていた岸本は『絶対にウソや!セールストークやん!こんなクッションない固いインソールとアウトソールの靴が楽なハズがない!』ときめつけつつも、デザイン性を気に入って仕入れる事にしたんです。

そして半年後に日本に納品されたサイドウォックを買って試してみてビックリ!!かたいクッション無しの靴が、なんと1日立ち仕事で履いても足が疲れないんです!!

色んなデザインナーズの例えば木底の靴やレザーソールなどもたくさん試して履きましたが、ソールにクッション無しでこんな履き心地靴は他になく、かなりのショックを受けたんです!

そしてその次の仕入れ時に、またお会いした時に、『本当に履き心地最高でした!!』と伝えたところ、『僕は元は建築家だったんだ。僕の靴は力学や人間工学を基につくって体重のかかり具合を計算してるから疲れない』と言われました。

なるほどね…。

となりました。その時になぜにヤギ革の植物染めにこだわっているかも詳しく教えてくれました。ここで書くとまた長〜〜くなってしまうので、そこは店頭で聞いていただくとして、ラフィさんは終始数学者かのような理論的な作品説明で、かなり知的な喋り方でした。

その当時は10数年も同じようなデザインで続くブランドとは到底思いませんでしたが、やはり見た目の面白さだけでなく、隠れたはき心地の良さが長く続いた理由ではないかと僕はおもいます。

これだけ独創的、個性的デザインで、しかも履き心地が良い。親指が真っ直ぐにはいり、捨て寸も多めにとって指を自由に可動させれる。アーチサポートもしっかりとある、ドイツ系の健康靴に匹敵する構造をもったデザイン靴。それがラフィさんのてがけるサイドウォックというブランドです。

まさに唯一無二と呼べる靴なので、ご興味ある方は騙されたと思って一度履いて見て下さい。驚きがあると思いますので。











さて続きまして、ジョンさん作品のご紹介。


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『ジョンフルボグプロデュース、ジョージコックスのブローギングセンターシームプレーントゥ』です。

まず、デザイナー自身の名前を冠したブランド、ジョンフルボグは先ほどもお話ししたようにニューヨークで大人気のブランドです。ジョンフルボグ自身もニューヨークファッションウィークの時期によくニューヨークの街で目撃することのあるお方です。なんどかこのブログでも書きましたが、ニューヨーク靴の傾向としてはロンドン靴によく似た傾向があると言えます。その理由はまずは歴史的にニューヨークがイギリスに支配されてできた街であること、その結果、音楽や建物、服のデザイン、そして靴の製法などはイギリスから強く継承しています。そしてもう一つの理由が、降雨量と降雨日数。年間計でロンドンは降雨量668mm、降雨日数145日、そしてニューヨークは1056mm、96日とどちらも非常に雨の多い土地柄なんです。よって雨に強い製法や造りが似てくる。靴の製法やデザインは民族の性格や生活様式にかなり影響を受けるものなのです。

話がかなり脱線しましたが、ジョンさんが造る靴も非常にイギリスの影響を受けております。本人と直接お話して分かったことは「バイクとロックが大好きなおじいさん」だということ。おじいさんと言っても、かなりイカツイ風貌で、白髪が似合う長身のダンディな雰囲気とロック精神を感じるカッコイイ方でした。同時60才くらいだと思うのですが、本当に凛として男っぽくって魅力的なジジイ(笑)でした。そしてカスタムしたハーレーの愛好者であること。その展示会のときにハーレーのバイクがど真ん中に置かれて、そのまわりに靴がディスプレイされていたのですが、『これ俺の愛車なんだよ。こことここを改造しているんだ』と嬉しそうに説明しておりました。そして、ジョンの足元を見るとジョージコックスのラバーソールを履いている…。ジョージコックス、ドクターマーチンが好きでその理由がUKロックが大好きだと本人から聞きました。

それから、ジョンフルボグでマーチンソールや、ジョージコックスのラバーソールデザインを模したものを良く見かけることがあり、それは本人が履きたいラインであると分かりました。

今回ご紹介の靴もまさにそれで、ジョージコックスに別注をかけたシリーズです。ご本人はラバーソールなどハードなものから、レザーソールの革靴まで幅広く履く方で、ジョージコックスの中でもこの仕様のノーザンプトン製のものを選ぶあたりが流石は靴デザイナーって感じですね。

本来のジョージコックスにはトゥ部分のセンターシームはありません。ここで足を綺麗にシャープに見せるフランス風のエッセンスを入れてくるあたりが、洒落者のジョンさんらしいと思います。これを履いてカスタムハーレーにまたがって走ってるんでしょうね、きっと。

しっかりと雨に強いコーティング膜をはったイギリス版ガラス加工レザーの丈夫さ、そこにフランス風の繊細なデザインが加わったまさにデザイナー自身が 「こんな靴が欲しかったんや靴!!!」 と呼べる珠玉の一足です。


まず、ユーズドの世界で出てくることが極稀な靴ですし、コンディションも最高なので、UKロックスタイルをさらに上品に決めたい!!!そんな方はぜひお選びください!!間違いのない一足です!!






さてさて、過去の岸本の体験談をふまえ靴のお話をしてみましたが、いかがだったでしょうか?

どちらのデザイナーさんも信念あって恰好良くって岸本は大好きです!!!




ここで話せたことはほんの一部のことですので、もっと詳しく知りたい方はぜひ岸本まで。




それでは今夜はここまで。

以上、岸本がお送り致しました。
ご清聴ありがとうございました。





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