『たまには名もなき靴も良いのでは。』

ども、土曜日は靴のお話。岸本です。





さて、いままでは有名な靴ブランドやデザイナーズ靴を中心にこのブログではご紹介してきましたが、今夜は「まったく何者かも分からない無名の靴」をご紹介したいと思います。

ブランド名はあるけど知らない「UNKNOWN」ではなく、まったくロゴやブランドネームの刻印が無い、出所がまったく分からない靴を2足ご紹介。


ただ、海外で同じ場所から出てきたところと、造り方、パーツ選び、素材選びから恐らくは同じ作家の作品と思われる、いわば兄弟のような靴です。


こんなことも中々珍しいので、楽しんでご覧ください!!




では、早速お話いたします。


まず最初にご紹介するのはこちら。




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『オールハンドメイドの菱形くりぬき加工Uチップシューズ』 です。


こちらの靴まったくどこにもブランドネームや製作者名などありません。岸本がじっくりと見ての判断ですが、これは恐らく誰かが作品として一足だけ作ったものだと推測できます。それが靴職人なのか?はたまたアーティストなのか?もしくはただ靴造りが大好きな一般人なのか?一体誰なのかは全く分からないのですが、写真を見ていただいても分かるように中々個性的で味のある作風で、オリジナリティはかな~~りありますよね。




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やはり一番個性的なのはこのアッパーのくりぬき加工ですね。ダイヤ柄に見える型抜きを完全なる手作業で行っております。
細かい部分ではUチップ部分のみ表革でパイピングしていて、全体はかなりキメの細かいヌバックを使用しているのも中々マニアックでいいですね。良く見るとコバの張り具合もかなり独特の小ささです。




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これは一応、外羽根式なのかな?というなんとも独特な羽根のデザイン。ここにもダイヤ柄を入れてくるのがかなり凝り性で手抜きできない人が造ったのがわかりますね。2ホールっていうのも個性的ですね~。




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横からみたら良く分かりますが、かなり個性的なデザインと木型です。 かなり甲高な木型でヒールの取り付け角度も独特。レザーソールの厚みも中々ないくらいに薄い。なので履いたときの雰囲気もかなり面白いんです。これはなんというか未完成な面白さがある靴ですね。なんともいえない可愛げというか、これぞアート感ってヤツでしょうか。




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完全にデザイン重視かと思いきや、カカトにしっかりとクッション材を入れたり、内側に高級な豚革を使ったりと履き心地にもこだわっている点がこれまた面白いですね。どちらにしてもこれを作った人は間違いなく「靴が大好き」でしょうね。



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完全な未使用で出て参りました。ソールは恐ろしくシンプルですが、そこがまたなんか未完成で若気の至りみたいな感じがしてなんか逆にパワーを感じてしまいますね。こんなオンリーワンの作り手の気持ちがダイレクトに伝わってくる靴も中々見ないので、これはこれで靴好きとしては大好きですね。








続いて2足目。



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『オールハンドメイドのディアスキン×シュランクレザーサドルシューズ』 です。


これもレザーの処理、中材の張り方、コバのデザイン、ソールのチョイスなどから、上の靴を同一人物が造ったものであるとほぼ(90%)言えますね。ハンドメイドによるレザーのカットでいい意味で適当なラフさがあって手作りの温かみがかなりでている一足です。




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この靴最大の特徴は「柔らかさ」です。アッパー前部のベージュカラー部分には鹿革を使用、羽根部分やカカトのブラウンカラーのところはカーフを揉み上げ加工したシュランクンレザーを使用しており、どちらの革もかなりの柔らかさで履いていても痛みなど全く感じないそんなレザーです。



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本来カッチリした造りのサドルシューズデザインを柔らかいレザーでつくり、しかもこのなんともいえないゆるい木型を使用。独特すぎるまるでムーミンのような(?)不思議な雰囲気を醸しだしております。(笑)



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おそらくワザと手作り感をだした羽根部分。適当にカットした感じがなんだか気の抜けた柔らかい雰囲気を演出しています。かと思えばアイレットや紐はかなりキッチリしてる…。これを作ったお方は真面目でおもろい物を実験的に作ろうとする人ですねきっと。




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後ろ姿も愛らしいですね~。カッコいい靴もモチロンいいですが、こういう優しい雰囲気のメンズ靴、しかもサドルシューズデザインでは中々珍しいので、足元で崩すコーディネートに使うと威力あるんではと思います。



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こちらも一足目同様にカカト部分にクッション材をいれて高級豚革使用。鹿革のなんともいえないやさしい質感もいいですね~。


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こちらも全くの新品。シンプルすぎるソールは一足目同様。



完璧すぎるブランド靴ばかり履いていると、たまにはこんな気の抜けた感じの靴をはいて何も考えずにショッピング行ったりするのがまた新鮮で良かったりします。


優しさを足元に入れたい人はぜひ。

かなり愛らしい靴なので、ぜひ一度履いて鏡みてあげてください。










さてさて今夜はここまで。

以上、岸本がお送り致しました。
ご清聴ありがとうございました。





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