ROSE BECK wien のPONY BAGたち

ども、予告より大変長らくお待たせしてしまいました。岸本です。



前回ブログの予告通り、今回は靴ブログのイメージの強い岸本がお送りする「カバンブログ」をお披露目したいと思います。


岸本自身、昔から靴大好き人間だったのですが、それと並行して大好きだったのが「レザーバック」でした。新品バイヤー時代、セレクトショップ店長時代にもたくさんのレザーバックをセレクトしてきましたので、そのときの知識や想いをぶつけられる素晴らしい鞄が今回TAUに新品で入荷いたしましたので、詳しくご紹介したいと思いブログUPを志願した訳であります!!!



では、靴ブログほど上手く書けるかどうか分かりませんが、ご覧ください!!!





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今回詳しくご紹介したいBAGは以前の「クリスマスプレゼントスペシャル第一弾!!」でご紹介した「ロゼベック ウィーン」というブランドです。


まず、最初にこのブランドで特徴を伝えたい最大のポイントは「オーストリアのウィーン製」であること。

これからお話する内容のすべてがこの「ウィーン発祥ブランドであること」に起因しますので、まずはオーストリアのウィーンのお話をすこし…。


ウィーンと聞くと日本では「音楽の都」のイメージが強いのではないかと思います。もちろんそれは世界的にも有名な音楽家を輩出してきたことで明らかなんですが、実は精鋭デザイン・芸術、そしてファッション的にもいま注目されてきている都市でもあるのです。


実は岸本その辺がかなり興味ありまして、1年前にプラハに旅行に行った際に現地についてから無理やり強行してとなりの国のオーストリアウィーンに行って参りました。


その最大の目的はこれ。

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かの有名な建築家ガウディ。それと並び称される近代建築の天才「フンデルトヴァッサー」の建築物を見るために予定を変更して急遽オーストリア入りしたのです。

この人の建築物はとにかく色のセンスがランダムで凄い!!!


世界中で彼の作品は見られますが、近場にも彼の天才性をみれる建築物があります。


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大阪市此花区にある埋め立てによって造成された人工島。「舞洲ゴミ処理場」です。このまるでお城のような、新しい未来感もあるようななんとも言えない建物も彼の作品です。


ご興味がある方はぜひご覧になられても良いのでは。(個人的には夜のライトアップされたゴミ処理場がオススメです。ガウディ建築をバルセロナで見たときと同等の感動がありましたので。)ゴミ処理場のライトアップを見に行くデートも中々ステキだと思いますよ。(かなりマニアックなので、かなり親しくなった間柄でいったほうが良いですが(笑))



さて、少し話がそれましたが、僕自身がオーストリアに行って感じたことは「色彩感覚や食文化などがドイツより」だったことです。

ドイツのベルリンやデュッセルドルフに買い付けでいったときに一番衝撃をうけたのは「家がド派手」だったことなんです。ドイツの街の人たちのファッションは非常に地味で質素な感じなのになぜかタクシーで走っているときに見える家は「ピンク」や「イエロー」、「ライトグリーン」などとても派手で、よく行っていたパリとは全く逆だったんです。その時はそれだけで終わったのですが、パリやミラノ、ロンドンなどのファッション主要都市は建物は割と落ち着いたクラシックなカラーで、ファッションは鮮やかなカラーも使ったもので華やか。それに反して中央ヨーロッパのチェコやオーストリア、ドイツなどは建築物や電車、工業製品などが派手。という傾向にありました。

のちに勉強してみるとそこには民族や生活形式に大きな違いがあることが分かりました。ここでそれを書くとまたしても大脱線してワケの分からないブログになるので、その辺はご興味があるかたは店頭で岸本に聞いてもらうとして、その中央ヨーロッパの生活に使うものに対する色彩やデザイン感覚のぶっとびっぷりにかなり刺激をうけたのです。

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(余談ですがオーストリアの郷土料理はドイツ料理にかなり似た形式でした。やはりゲルマン民族のセンスがこの都市を包んでいると感じた一つの部分ですね。)






今回のバックは一見すると派手なファッションバックと思われると思いますが、このへんのことを勉強したり体験し、色んな国のバックを買い付け時にみてきた岸本としては、「中央ヨーロッパの建築物の要素」が入った独自のデザインと作りに見えるのです。



その辺をいまから詳しくご紹介していきますね。



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黄色と青の2トーンにドット柄のファー素材…。これだけ見るとパリのブランドなどでも見かけるファッションアイテムのような気がしますが、岸本が注目したのは「バックの裏側」なんです!!


そうです。裏面はポニーの黄色レザーじゃないんです。

十中八九、ラテン民族がこんなバックを作れば、「両面ともイエロードットのポニー素材」になるんです。


なのにゲルマン民族が作ると表面のみポニーで、裏は極めてシンプルなレザーのみ…。




じゃあなぜこんな裏面なのか?

もう分かりますよね?ポニー素材を使った方なら分かると思いますが、ポニー素材は摩擦すると「毛がぬけていく」んです。そして長年使っていると毛がほとんど抜けてみすぼらしくなる…。



そうさせないために持ったときに体に摩擦する裏面を表革にしているんです。ファッショントレンド重視のラテン民族は次々とバックや靴、小物を買い替えていく風習にありますが、ゲルマン系民族はひとつのアイテムを長く愛します。工業製品なども非常に丈夫で使い易さを考えたデザインがほとんどです。



この裏面の実使用の耐久性を考えたアイディアにファッションというよりは工業製品として製作された感をかなり岸本は感じ、ファッション中心のフランスやイタリアのバックとは一線を画していると思うのです。


そして、この色彩感覚もファッションというよりは日頃から身の回りにある建築や工業デザインをベースとしたものではないかと思うのです。派手に見えて実はシンプルで質素な感じも感じてしまう…。それがロゼベックウィーンの僕の印象です。





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そして、細部からもゲルマン“質実剛健”魂を感じます。

摩擦の強いBAGの角部分にはしっかりとハンドメイドによるレザーパイピングが施されています。

金具もレディースとしてはやや無骨さもある剛健な金具を使用。

BAG内側も非常に耐久性がある帆布を使用。摩擦に非常に強く経年変化して色がくすんでも味がでて良くなっていく素材です。それをストライプで作っているのもしっかりと今のファッションを意識できていて素晴らしいですね。キーホルダーやポーチ、ウォレットなどを固定して盗難防止、紛失防止策ができているのも実使用を考え抜いた部分なので素晴らしいですね。



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細部へのコダワリと色彩感覚は独特。赤のポニーにピンクの2TONEというなんとも微妙な選択…。そして要所要所を黒で締めている絶妙カラー…。この辺もラテン民族とは少し違った微妙なズレを感じ、オリジナリティーを感じる部分です。

良くみるとピンク部分にはシボを入れたレザーをつかい、通常ならばツルっと光沢のある表革を使用してしまうところで独自の温かみを出していますね。このへんもなんか煮込み料理中心民族の暖炉前での食事(?)みたいな暖かさを感じますよね。気取らない感じ。ほんと独特。


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そしてなんといってもポニーにドットというアイディアが良い。しかもドットはやや小さめでドット感を絶妙に控えめにしています。目立ちたがり屋のラテン系だとドットはもっと大きくなると思われます。

このドットの大きさによってなんともいえない少女の清楚さというか、知的で奥ゆかしいというか、表現がうまく見つかりませんが、そんな独特の印象をうけるバックに仕上がっていますね。






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2WAYの小型バックもかなりいい感じ。

いま流行りのクラッチバックとしても使える!!

ショルダーベルトをつけてのタスキがけもカジュアル感あって◎。

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この「2段組みになったポニー」のアイディアはあまり見たことないアイディア。

ドットの大きさを変えてまるで近代アートのようなデザインです。この感じもファッションというよりアートしててウィーンらしい部分ですね。色彩感覚もまさにです。


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ハンドバックタイプも裏側の摩擦多いところにはポニーは使わず表革使用。

内側も帆布を使用した丈夫な作り。





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可愛く、そしてやや控えめ。そんな感じがロゴにも出てますね。シンプル。

内気な少女のようでなんか愛らしいです。





とまあ、岸本が書くカバンブログいかがだったでしょうか?




長くこの業界にいる僕自身もオーストリアのブランドを扱うのは初だったのですが、中央ヨーロッパならではの温かみある雰囲気のこのバックメーカーが大好きになりました!!



まだまだ知られていない良いブランドが海外にはたくさんあるなとあらためて認識しましたね。

そしてこれからも無名ながらも独自の作品への愛情をもったクオリティー高いアイテムたちを提供していきたいな~~~と考えながら書いておりました。まだ見たことない良いアイテムたちをプロの眼で責任を持って提供する…。


やっぱり僕らインポーターはそれが命ですからね。







有名ブランドロゴ入りのハイクオリティーBAGももちろん良いですが、こんな「プロ目線のマニアックこだわりBAG」も独自性あって良いのではないでしょうか。自分の眼でみて決めたっていう自信がコーディネートに影響を与えるのでは。



クリスマスのプレゼントに「個性的な彼女」へのプレゼントとしても良いのではないかと。











長々とご清聴ありがとうございました。岸本でした。









最後にウィーンで食べたザッハトルテ発祥の地のトルテをご覧ください。(笑)


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