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フランス靴特集 ‐追加編‐

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昨日の予告通り、フランス靴特集の補習?ブログ。岸本です。


フランス靴の中でも、古い歴史をもった2大ブランドの中から、非常にパリらしい2足を選んでみました。

今回ご紹介の2足は珍しいということはありません。むしろ、非常にベーシックなそれでいてフランスらしい靴と言えます。





それでは前置きはこのあたりにして、ご紹介です。
本日ご紹介するのはこちら。




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「LANVINのエナメルパンプス」。

フランスブランドの中で1800年代からあるブランドとしては最古レベルの超クラシックなブランドです。



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そして、「Yves Saint-Laurent のエナメルサンダル」。

こちらもフランスファッション界の歴史に名を残すブランドですね。



そんなフランスを代表する2ブランドより、あえて「エナメルの黒」の靴をチョイスしてみました。


パリの街頭で、お洒落さんの足元を眺めてみると、あることに気がつきます。

それは「シンプルデザインで黒色の靴を履いている人が異常に多い」こと。

何度か当ブログでも書いたことがありますが、パリっ子たちはとにかくモノトーンが大好きです。そして全身ブラックカラーのコーディネートも良く見かけます。そんなコーディネートの中で、異素材をBAGや靴・ベルトなどの小物に使った「素材によるグラディエーション」をかけたコーディがパリっ子の常套手段。

そしてカバンや靴の異素材使いの中で良く見かけるのが「エナメル」なんです。

エナメル率は他の国よりもはるかに多く感じます。
フランスの展示会ではバレーシューズなどのカジュアルシューズにもエナメルモデルが出ていることもしばしばで、そういったところからもフランス本国では幅広く人気がある素材なんだと思います。


元々、エナメルの起源は「社交界のダンス」の際に、靴墨を塗った靴を履いて踊ると着ている衣服が擦れて汚れてしまうため、それを防ぐために靴墨なしでも光沢あるように考案された素材という説が有力で、その歴史からエナメル=エレガント・正装用というイメージがついたのです。


その後パリ社交界にあこがれるパリジェンヌ・パリジャンたちは靴や小物にエナメルを取り入れて、ストリートでも履くことになった靴であり、非常にパリの歴史にも関係した流行ともいえるんです。


そんな伝統感じる素材をしかもフランスの歴史あるブランドが作ったモデルで履けるとは、スタイリング面だけでなくパリの空気感や歴史を感じられて感慨深いのではないかと思います。



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どちらもとてもシンプルでありながら、しっかりとパリらしい可愛さと美しさを兼ね備えた靴です。
飽きのこない長く愛せる一足。それもフランス靴らしさと言えますね。




それではディテールを2足を比べながら解説していきましょう。


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使われているエナメルはどちらも「流石はハイブランド!!」といえる高級エナメル使用。

これなら全身モノトーンのコーディネートでも素材感で変化をつけられますね。




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2足共に細部のクラシックなこだわりが素晴らしい!!


サンローランはインソール部分をわざわざゴールドの革とブラックの革を2層に重ねたあとにグロービング(穴あけなどの飾りつけを行うこと。主にウィングチップなどのクラシックな革靴に用いられる伝統技法)していて、中のゴールドが穴から見える仕様になっています。これにより視覚的には「金の釘を打ったよう」にも見えます。クラシックシューズのレザーソールによく釘を使用するのですがその雰囲気ですね。インソールのレザーも縁にピンキングというギザギザ飾りを入れていますが、これもグロービングに含まれるクラシックな技法です。そして、そのピンキングレザーも接着ではなくハンドステッチで固定してる…。飽きれてしまうコダワリかただ…。

…とにかくそんなクラシックディテールをわざわざ履くと足で隠れて見えない部分に使っているんですよ。
フランス靴は本当にこういう見えない部分へのコダワリが多いのも特徴ですね。フランス人って結構オタク気質なのかなぁ…。それともブランドのプライド?? こんなの玄人しか分からないですよね(笑)。



ランバンのほうもエナメルと生地をあわせた2トーン素材グラデ。 生地の特性を生かしてコーナー部分にギャザリングを入れてエレガントかつ可愛く!!を体現。シンプルかつ個性も盛り込む。これぞフランスブランドの真骨頂。

ロゴもしっかりと布生地に刺繍してステッチングで止めてます。やはりブランドの格というかプライドを誇示しているんでしょうね。

ちなみにこのランバンは2008年のコレクションのものですね。




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なんども当ブログで書いてきた後ろ姿の美しさ…。 洗練されたシェイプが両ブランドとも流石です。

脚首を美しく上品に!!!これがハイブランドのヒールシューズの基本。



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写真では伝わりづらいのですが、どちらもフランス靴の定番ともいえる「ヒールのシェイプカット」が入ってます。ただ丸くヒールを削るのではなく、やや三角形に近いアールを描くシルエット…。

これにより、後ろから見たときの雰囲気は格段にエレガントになります。





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サンローランはベルト部分にもピンキング加工(ギザギザカット)いれるコダワリッぷり!!
サンダルでありながらここまでクラシックな雰囲気をだせるのはやはりこういった細かいコダワリの賜物でしょう。


ランバンの横から見たときのヒールのなんとも言えない複雑な曲線美にも脱帽ですね。



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クラシックなたたずまい…。シンプルな黒…。そしてエレガントなエナメル…。

やりすぎていないシンプルデザインのため、カジュアルにジーンズなどに合わせられるのもフランスブランドのエナメルシューズの良さでもあります。


スニーカーなどのカジュアルシューズが流行してきた今シーズンだからこそ、カジュアルな格好にこういった「フレンチクラシック」を取り入れて他の人に差をつけてみるのも良いのではないでしょうか?流行関係なく毎年履けるのがフレンチシューズの良さでもあるので、毎年違ったコーディネートで楽しんでみてください。



サイズはやや大きめなので、足が大きくて中々綺麗な靴が見つからない方にもおススメです。






とにかく!! 
飽きずに長く愛せる靴が欲しいという方。あなたにはフランスの靴がおススメです!!(決め台詞!!)






それでは本日はここまで。








Yves Saint-Laurent のエナメルサンダル

SIZE : 38.5 



LANVIN のエナメルパンプス

SIZE : 39.5









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