『箱付き新品シューズ特集 vo.04』
ども、火曜日は靴のお時間。岸本です。
さて、今夜も新品箱付きシューズの第四弾として、絶品シューズを詳しくご紹介しようと思います。
それでは早速行ってみましょう。
本日ご紹介する靴はこちら。



『フィリップリムのオープントゥブーティー』です。
この前のブログでご紹介したクリアスリッポンも非常にフィリップらしさの出た一足でしたが、今回のこの靴もフィリップらしさ120%の靴です。「これぞニューヨークブランドの靴!!!」って感じでしょうか。
それではそのニューヨークらしさを解説して参りましょう。

まず一番の“ニューヨークブランドらしさ”はこれでしょうね。アッパーに使用している革がガラスレザーな点。ガラスレザーはアメリカ東部の学生が履いていたコインローファーなどによく使われてきた歴史のある素材ですが、その理由の一つが「雨に強い」ということ。最近、靴と降雨量の関係を個人的に調べておりまして、ニューヨークは降雨量が年間1056mmと世界の都市と比べてもかなりの量の雨が降る土地なのです。つまりは雨に強い靴の製法やレザー使いがされた靴が多い土地といえるワケです。
実際に、ニューヨークブランドの靴はグットイヤーかもしくはインジェクション製法、ガラスレザー使用というパターンは非常に良くみます。
前回ご紹介したスリッポンも甲部分の黒いレザーはこのガラス素材でした(実は書くのを忘れておりました)。フィリップリムはブラックカラーのガラスを本当に良く使ってきます。
この素材使いこそが、ザ・ニューヨークシューズ&フィリップらしさと言えるかも知れませんね。


続いてのニューヨークらしさはやはりそのデザイン。さきのフィリップリムの回にも書きましたが、ニューヨークのデザインは建築的な先鋭的な物が多くシンプルな中にエッジの効いたデザインを盛り込むことが多いです。現代アートが世界一盛んな土地であることも影響していると思われます。パリやミラノなどは歴史的な柔らかい雰囲気のハンドメイドを感じさせる靴が多く、やはりアートも歴史的なものが人気あるのでアートと靴の関係も調べていくと面白いかもですね。(今度ぜひ研究してみます(笑))
さて話は少しそれましたが、やはりガラスレザーをひも状にして甲部分をフォローしたこのデザインはフィリップらしくニューヨークらしいですね。かなり未来的かつ先鋭的なデザインアイディアだと思います。
そしてカカトのデザイン。写真では分かりづらいのですが、ややアッパーからせり出すほどのヒールデザインで、しかもスクエア型に削っています。ニューヨークブランドの特徴の一つに変形ソール&ヒールがあります。変わった形のソールを積んだ靴が90年代以降ほんとうに多い!!
ただ、このフィリップリムに関しては、さすがはセレブ層に人気で最近価格も高騰しているブランドらしく、レザーソールを10段積みしたクラシックなヒールパーツを手作業で削りだし、塗装を施すというかなりメンドクサイ仕様です。この技法はどちらかというとパリのブランド、たとえばクロエなどが多用する繊細かつ手作り感を出すためのクラシックな技法なので、ニューヨークデザインにこの要素を入れてくる辺りがパリでコレクションも行うようになったフィリップリムの許容量の広さが出た部分と言えます。このアタリがパリでも人気の出た理由でしょうね。

そのニューヨーク特有のデザインエッジとヨーロッパクラシックの融合したデザインはここにも出てます。甲部分の一見先鋭的すぎるデザインには本来は伸縮性能の高いスキューバー素材などの化繊系素材が使われることが多いのですが、ここにシボレザーを持ってきています。雰囲気のあるシボレザーとガラスレザーの紐を多数並べたデザインは未来感と温かみの融合を成しています。さすがフィリップって感じですね。このバランスはこのブランド特有のものですね。

後ろ姿も非常にニューヨークらしいエッジの効いた格好良いデザインです。シンプルですが、独特な存在感を醸し出しています。

カカトのパーツにはしっかりと横溝がはいっており、濡れた路面でもスリップしません。
そして見ての通り、完全なる新品状態。しかもこのモデル、ごく最近のコレクションのものです。

憧れブランドの仲間入りしたフィリップリムのロゴマーク。世界中で人気に火がついたため、最近は中々手が出ないくらい価格も高騰しているブランドだけに、サイズ合う方にはぜったいにオススメ!!!
ロゴ部分にしっかりとクッション材を入れていて履き心地への配慮も感じます。
これだけのクオリティーの靴を古着屋で見かけることは中々ないことですので、サイズが合う方はぜひ一度履いて見てはいかがでしょうか?
ちなみにこのタイプはサイズ展開もございますので、自分にあったサイズを履き比べていただくことも可能です。
これも完全なる新品箱付きの醍醐味ですね。
気になった方はぜひ店頭でご試着を。納得のクオリティーを体感していただけると思います。
さてさて、今夜はここまで。
以上、岸本がお送り致しました。
ご清聴ありがとうございました。
お問い合わせはお気軽にどうぞ
お問い合わせ先
【 TAU 】
06-6225-7460
さて、今夜も新品箱付きシューズの第四弾として、絶品シューズを詳しくご紹介しようと思います。
それでは早速行ってみましょう。
本日ご紹介する靴はこちら。



『フィリップリムのオープントゥブーティー』です。
この前のブログでご紹介したクリアスリッポンも非常にフィリップらしさの出た一足でしたが、今回のこの靴もフィリップらしさ120%の靴です。「これぞニューヨークブランドの靴!!!」って感じでしょうか。
それではそのニューヨークらしさを解説して参りましょう。

まず一番の“ニューヨークブランドらしさ”はこれでしょうね。アッパーに使用している革がガラスレザーな点。ガラスレザーはアメリカ東部の学生が履いていたコインローファーなどによく使われてきた歴史のある素材ですが、その理由の一つが「雨に強い」ということ。最近、靴と降雨量の関係を個人的に調べておりまして、ニューヨークは降雨量が年間1056mmと世界の都市と比べてもかなりの量の雨が降る土地なのです。つまりは雨に強い靴の製法やレザー使いがされた靴が多い土地といえるワケです。
実際に、ニューヨークブランドの靴はグットイヤーかもしくはインジェクション製法、ガラスレザー使用というパターンは非常に良くみます。
前回ご紹介したスリッポンも甲部分の黒いレザーはこのガラス素材でした(実は書くのを忘れておりました)。フィリップリムはブラックカラーのガラスを本当に良く使ってきます。
この素材使いこそが、ザ・ニューヨークシューズ&フィリップらしさと言えるかも知れませんね。


続いてのニューヨークらしさはやはりそのデザイン。さきのフィリップリムの回にも書きましたが、ニューヨークのデザインは建築的な先鋭的な物が多くシンプルな中にエッジの効いたデザインを盛り込むことが多いです。現代アートが世界一盛んな土地であることも影響していると思われます。パリやミラノなどは歴史的な柔らかい雰囲気のハンドメイドを感じさせる靴が多く、やはりアートも歴史的なものが人気あるのでアートと靴の関係も調べていくと面白いかもですね。(今度ぜひ研究してみます(笑))
さて話は少しそれましたが、やはりガラスレザーをひも状にして甲部分をフォローしたこのデザインはフィリップらしくニューヨークらしいですね。かなり未来的かつ先鋭的なデザインアイディアだと思います。
そしてカカトのデザイン。写真では分かりづらいのですが、ややアッパーからせり出すほどのヒールデザインで、しかもスクエア型に削っています。ニューヨークブランドの特徴の一つに変形ソール&ヒールがあります。変わった形のソールを積んだ靴が90年代以降ほんとうに多い!!
ただ、このフィリップリムに関しては、さすがはセレブ層に人気で最近価格も高騰しているブランドらしく、レザーソールを10段積みしたクラシックなヒールパーツを手作業で削りだし、塗装を施すというかなりメンドクサイ仕様です。この技法はどちらかというとパリのブランド、たとえばクロエなどが多用する繊細かつ手作り感を出すためのクラシックな技法なので、ニューヨークデザインにこの要素を入れてくる辺りがパリでコレクションも行うようになったフィリップリムの許容量の広さが出た部分と言えます。このアタリがパリでも人気の出た理由でしょうね。

そのニューヨーク特有のデザインエッジとヨーロッパクラシックの融合したデザインはここにも出てます。甲部分の一見先鋭的すぎるデザインには本来は伸縮性能の高いスキューバー素材などの化繊系素材が使われることが多いのですが、ここにシボレザーを持ってきています。雰囲気のあるシボレザーとガラスレザーの紐を多数並べたデザインは未来感と温かみの融合を成しています。さすがフィリップって感じですね。このバランスはこのブランド特有のものですね。

後ろ姿も非常にニューヨークらしいエッジの効いた格好良いデザインです。シンプルですが、独特な存在感を醸し出しています。

カカトのパーツにはしっかりと横溝がはいっており、濡れた路面でもスリップしません。
そして見ての通り、完全なる新品状態。しかもこのモデル、ごく最近のコレクションのものです。

憧れブランドの仲間入りしたフィリップリムのロゴマーク。世界中で人気に火がついたため、最近は中々手が出ないくらい価格も高騰しているブランドだけに、サイズ合う方にはぜったいにオススメ!!!
ロゴ部分にしっかりとクッション材を入れていて履き心地への配慮も感じます。
これだけのクオリティーの靴を古着屋で見かけることは中々ないことですので、サイズが合う方はぜひ一度履いて見てはいかがでしょうか?
ちなみにこのタイプはサイズ展開もございますので、自分にあったサイズを履き比べていただくことも可能です。
これも完全なる新品箱付きの醍醐味ですね。
気になった方はぜひ店頭でご試着を。納得のクオリティーを体感していただけると思います。
さてさて、今夜はここまで。
以上、岸本がお送り致しました。
ご清聴ありがとうございました。
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