日本初上陸!!ヨーロッパ最高の芸術的シューズブランド 「Maison de Fous」を詳しくご紹介。

さてさて、先日ホームページでも特集しました。ヨーロッパデザイナーのアイディアの結晶のブランド
「Maison de Fous」
のお話を始めましようか…。TAUで靴の話と言えばこの男。岸本です。
靴に全く興味ないという方には誠に申し訳ございませんが、今回のブログ、間違いなく長くなります!!(笑)
というか、たった今ブログの準備で写真をアップロードしておりましたが、過去最大の写真の量でした…。
なので、かな~~り腰を据えて読んでいただけると幸いです。(よろしくお願いします。靴好きじゃないかたゴメンなさい。)
さて、では早速日本初上陸となるブランドとその余りにもアートセンス溢れる作品たちをご紹介して参りましょう!!!

まずはブランドのことを詳しく書きたいと思います。
「Masion de Fous」はヨーロッパ(フランス、スペイン、イタリア等)の優秀なデザイナーたちによってデザインされた、全く新しいアイディアで創られたまさに「アートとデザインを融合した靴ブランド」なのです。
ブランドのコンセプトは箱にも記載されている 「固定観念からの脱却」 です。
あとで詳しく一足ずつご紹介しますが、今季のモデルは左右の色が微妙に違っています。つまり「靴は両足同じデザインと色でなくてはならない…」という固定観念を壊している訳です。
なんといっても僕がビックリしたのは、箱のデザイン。
「固定観念からの脱却」
日本語ですよね。
つまりは出荷する国にむけて、その国の言語で箱をそれぞれ作ってるってことですよ!!!
何か国に出荷しているかは分かりませんが、それってすごくコストも手間もかかることですからね。
いままでNIKEなどのビックブランドの箱で何か国かの言葉でまとめてメッセージが入っているのは見たことありますが、ここまでのコダワリは前例ないですね。
バイヤー時代の経験上、箱や袋などにここまでコダわったブランドで良くなかったことはありません。
なにより、ブランドはデビューしたての時期が、すべてにおいて手抜きなし!!!で、デザイン・履き心地など最高で、しかも価格も思ったほど高くない…。それがほとんどです。
よく僕はバンドに例えるんですが、デビューしたときのバンドのファーストアルバムって本当に気合いと楽曲への愛情を感じますよね。そりゃあバンドからしたら「絶対いいものつくって世にでてやる!!!」という情熱でつくってるんですから、当たり前なんですがね。それにそんなファースト時はまだ世の中にもあまり知られていないので、値段も安い!!! なにより「新しいバンド見つけた感」がメジャーになったバンドよりあって、違った満足感を得られると思うんです。
それと一緒ですね。
今回デビューのバンド「MDF」も最高のファーストアルバムを届けてくれました!!(最高の靴をつくってくれてますってことです。分かりにくい表現ですみません…。)
新品の今から世に出ようとするブランドを選ぶのは上に書いたような理由で本当に楽しいです!!!
しかも、デザインも履き心地も最高!!!!
いいですね~~~~!!! 新品バイヤー時代を思い出して、興奮してきました!!(笑)
さて、前置きはこのへんに(え~前置きなん?この長さで(笑))して、それぞれのモデルを詳しく紹介していきますね。

まずは「ハイカットのレザースニーカー」から。
この靴の写真を見て、気づいたでしょうか?
そうなんです。ソールや履き口などの色が左右で違っているでしょう?
使っている素材もエナメルやスエード、表革と多種多様。とにかくセンスの塊のカラーバランスで出来ています。
僕がこのブランドをかなり気にいったのは、そのカラーセンス。非常にヨーロッパらしいというか、パリっぽいというか、微妙な色の変え方で、まるで「間違え探し」かのような、良く見ないと分からないレベルの色替えがされている点です。
ヨーロッパでは左右の靴を色を変えて、例えばスニーカーで右に黄色、左に青色などをあわせているお洒落さんなどを見かけます。パリやロンドンなどのファッションスナップなどでもしばしば見かけるのではと思います。割と定番化されたお洒落方法で、CAMPERなどのヨーロッパで人気のあるブランドは「左右デザイン違い」のモデルはしばしば見かけるんです。
しかし、いずれも「ハッキリと遠目からでもわかるくらい、デザインと色を変えてる」のです。
今回のご紹介のMDFの靴はそれとは一線を画していて、なんとも言えない微妙なズレというかフィーリングある色替えで、とても大人っぽくてある意味引き算ができた知的なお洒落を感じるのです。
なので、コーディネートしていても割とすんなりと色んな恰好に合います。
岸本も早速一足買って一週間ほど毎日履きましたが、幅広いコーディネートに合わせれてとても重宝してますね。
そして、このブランドのもう一つの最大の特徴。
それは

「XLライトソール」と呼ばれる、超・超軽量のソールを搭載したヨーロッパトレンドの先端をいくモデルであること。
これも岸本が新品バイヤー時代に体感したことなんですが、約5年くらい前から、ヨーロッパの靴や服に変化が現れ始めていました。
それは 「ストレスのないアイテム作り。素材の軽量化」 なんです。
デザインはいままでのクラシックをモチーフにしつつ、素材を最新のものに変えたアイテムを良く海外の展示会で見かけるようになったのです。
その理由を色んなデザイナーたちに聞いてみたところ 「今の世の中はストレスフルだから、服や靴で人々のストレスを減らしてあげるべきだ」という意見がほとんどでした。
知っての通り、ここ近年、地球環境の変化による異常気象や、不景気の影響でヨーロッパでは人々が多大なストレスをかかえた状態が続いています。それをデザイナーたちは解消して、本当の意味で「楽しいファッション」を提案してきているのです。
こういった動きは欧米では盛んで、店頭でもそのコンセプトを全面にだした打ち出しを見かけるのですが、日本では見た目や有名ブランドかどうかなどに目がいってしまい、本来のデザイナーが伝えたいメッセージは届きにくい状況になっているように、あくまで個人的にですが、感じています。
少し、話がそれてしまいましたが、そんな大きな動きの中で、靴をつくる上で一番変わったのが、「ソール使い」だったのです。とにかく軽くて水に強い素材をスニーカーだけでなく革靴にも使用するデザイナーが増えているのです。
その先駆けがCAMPERというブランドでCAMPERの靴を履いた方ならば分かると思いますが、とにかく履きやすい。そしてスニーカーとも革靴ともいえる見た目をしている…。そんなカンペールが開発した最新ソールが「XLソール」なんです。高発泡ウレタン素材とも違った特殊なウレタン素材で、とにかく軽い!!!それはビックリするくらいなんですよ!!
エクストラライトソールはその特殊な製造方法から巨大な機械が必要で、かなりの規模の工場でなければ作れないので、スペインのマジョルカ島など、広大な土地にある工場で作られているのです。
それによってヨーロッパの軽量化・ストレスレスシューズを作る流れの中心はスペインになっているのです。
MDFの靴もすべてスペイン製なのも、このエクストラライトソールを使用するためだと思われます。
何よりもヨーロッパの大きなムーヴメントにのった、本当の意味でのトレンドと言える一足なので、「これぞ、新品!!!これぞ今のヨーロッパのファッション靴!!!」といえる靴なので、岸本は絶賛!!!なのであります!!
そのエキストラライトソールを使い、ストレス無し!!!(立ち仕事で一日中履いてもまったく足がだるくなりません。履いてないみたいな軽さです。)の履き心地で、しかもアート感覚抜群でお洒落!!!もう言うこと無しですよ。ほんとに。

ベージュカラーのソール部分。ライトグレー×イエロー。裏から見るとハッキリとわかりますが、実際に履くと靴の先端部分の色が微妙に違ってみえるだけなので、とても大人っぽく、知的に履けます。色のセンスは完全にフランスですね。おそらくフランスデザイナーの作品かと。

グリーンカラーのソール部分。ダークグリーン×ブルーグレー。この色合わせも非常にヨーロッパらしいシックかつお洒落な色合わせ。

オレンジカラーのソール部分。 ダークグレー×ライトグレー。 アッパーが発色良いオレンジを使った場合は引き算したシックな色使いのソールをセレクト。でも微妙に左右違うカラーセレクト。 う~~~~ん、さすが。凄いセンスです!!


ベージュカラーは素材使いも表革×表革。シボを活かした素材使いで大人っぽさが漂ってます。左右のソールのつま先の色をアクセントにしてますが、紐部分に使ったエナメルのイエローカラーが絶妙!!!最高の出来栄えです!!

後ろ姿。エナメルの使いどころがお洒落すぎますね。何度もこのブログで書いてきた「ヨーロッパのお洒落さんは横や後ろから見られることも意識している」のまんまのデザイン。ソールとアッパーの間にイエローのスエードを使っているのも素晴らしく、そして手間暇かかるデザイン…。良く見るとエナメルの下にさらに革をひいて2重構造にしています。斜めにカットをいれてエナメルを貼っているので、真後ろから見たときにシャープに見えてクールなファッションにも合います!!! とまあ、最高っすね!!!

タン部分のエナメルロゴもわざと真ん中ではなく右に寄せてます。お洒落コダワリがすぎるでしょう!!!こういう細かい部分が靴への情熱を感じさせてくれるんですよね。

グリーンカラーはスエードと表革のコンビ。普通は色替えだけして素材は同じことがほとんどなのにこの一足一足へのコダワリ…。やっぱ凄いすわ。エナメルのライトブルーの使いどころもヨーロッパ200%ですね。

履き口の色を変えて、しかも素材もスエードと表革で変えてる…。凄いですね~。ホントに。

エナメルのライトブルーとその下のダークグリーンとの合わせと、なんといってもこの土臭さのあるアッパーカラーに真っ白のソールを使ってくるところが秀逸…。

オレンジカラーはシボレザーとスエードのコンビですが、オレンジカラーとは使ってる部分が逆になってます。一足一足のオリジナリティ半端ないっす!!! ほんま凄いわ。

真後ろもカッコいいでしょ。ライトグレーのスエードの使い方も最高。もうなんも言えねー。

左右の色の違い分かりますか? 正に間違え探しのような靴ですね。「固定観念からの脱却」です!!!
さて続きまして

ウイングチップのご紹介。もう写真みてもらったら分かる通り、これまた素晴らしいカラーリングたちです!!!
これもエキストラライトソール搭載で履き心地は軽くてまるで履いてないみたいです!!見た目はウィングで重めですが、履いてる本人にしか分からない極上の世界…。
ぜひ体験してほしいですね。

スニーカータイプとは違うビブラムソール的なデザインでハードな見た目に仕上げたライトソールが秀逸。これによって英国調のアウトドア感もでて独特の雰囲気を作ってます。そしてその見た目に反する軽快な履き心地…。
もう最高でしょう。

ウイングチップタイプはあえて色変化をはっきりとさせて多色使いを強調。これもクラシックイメージの強いウィングチップだけに「こんなウィングチップは無いでしょう?」というデザイナーの意図が表れていますね。
素材使いはシックな表革とヌバックをベースにしていて大人っぽく、しかし遊び心は200点!!!!
こんなメンズ靴ほんと~~~~~~~~~~~に少ないというか、無いんですよ!!!!
こんなの作ってくれて嬉しいですよ!岸本は。(笑)

ソールの色は同じにしておいて、間のラインの色だけ微妙に変える…。
紐の色とのバランスも最高…。これぞデザイン靴ですね。脱帽です。

履き口部分はもはや何色なのかもわからないくらい多色・多素材使い…。何重にもなったパーツ数は製法てきにも難度高し…。これは凄いです。ほんまに。

左右の色の違いをひきの画でご覧ください。

黒に近いネイビーカラーもいいですね~。 なんといってもブルーのソールがいい。コバ部分はベージュを使ってくれているので、ブラウン・ベージュ系の服装にも合わせられる工夫が本当にヨーロッパらしくて◎。とても合わせやすい一足です。

履き口付近のみ色変えしているので、パンツの丈によっては左右対称に見える。おそらく「シックモデル」の設定なのでしょう。同じモデルでも微妙にコンセプトや履くシチュエーションを変えてくるコダワリが本当に素晴らしいですね!!買う人は選べる訳ですから。こういう気配りと情熱がデビュー当初のブランドの良さです!!

いい発色のソール!!! お洒落で超軽量!!! 言うこと無しです!!


本来ベーシック設定のはずのブラウンカラーをあえて紐などの色やソールラインを左右変えたりと派手めに仕上げてます。「ブラウンはベーシックやと思ったらあかんで~~~。」ということでしょう。固定観念からの脱却ですよ!!脱却!!!

インソールの色もいいんですが、注目はそこに書かれている文字…。「go crazy…」ってそんな靴あります?

一番評価が高いのはこのソールの色選び…。通常ブラウンカラーの靴にはダークトーンかベージュのソールを使用するところをあえて「白」。これによって重く、大人っぽくなりすぎるブラウンを劇的に変えました!!!最高です!! 他の色もよくよく見るとそれぞれ微妙に違う色を使っているんですよ。それぞれのモデルに一番合う色をそれぞれ選んでるんです。誰も気づかないくらい微妙なのに…。
一足、一足への愛情半端ないです。大好きです。


この色もいいですよね~。日本では中々お見かけできないパープルカラー。
もうとにかく一度履いて見てください!!!(笑)

ソールの色も絶妙のベージュグレー。この微妙な色へのコダワリがまさにパリって感じでいいんですよね~。
お洒落以外の何物でもないでしょう。これは。
そして最後にこちら。


ローカットスニーカー。
色使いは遊んだ感じですが、よくご覧ください…。なんとウィングチップ仕立てになってます。さりげなくメダリオンも入れてますが、最初は気づかないくらいのコダワリ。このバランス感覚ほんと凄すぎます!!!

ソールは赤とダークグレーでハッキリと左右が違って見えるようになってます。スニーカーらしさを失わないように工夫された絶妙のバランスですね。

左右の違いを全面に押し出したカラーリング。遊び心があって最高の出来栄え。アートですよ!!これは!!

赤の使い方がいいですよね~~。今季は黒と赤がトレンドと言われているので、これは差し色に使える一足ですね!!それにしても色のセンス…。凄いとしか言えないです…。

ソールも3色使いで色んな恰好に合わせられるように工夫してくれてますね。
こういった気配りは実用面でとっても大事です。いいブランドはこういう風に靴を作ってくれるんですよね。
このブランド、間違いなくいいですよ!!! 岸本が太鼓判を押します!! というか自分が全色欲しいです!!(笑)

最後に、箱を開けると裏にメッセージが…。
なんと書いているかは実際に買って訳してもらうとして(笑)、こういう部分にも遊び心やメッセージを忍ばせているのが、ブランドの手抜きなしの姿勢が表れていて最高だと思います!!
「Masion de Fous」ブランドネームの意味は直訳するとフランス語で「狂人の家」。というとかなりハードな印象ですが、実際は「普通の感覚ではない芸術的天才の集まり」というような意味ですね。
まあ、普通じゃないのは作品からひしひし伝わってきますが…。(笑)
ヨーロッパの最先端のファッションブランドがなんと日本発上陸!!!そして日本ではTAUのみの取り扱いとなっております!!!
スペインの工場の話など、まだまだお話したいことは山ほどありますが、続きは店頭にて岸本まで。
本当にこんな靴はなかなか日本ではお見かけしませんので、ぜひ店頭にて本物をご覧ください!!!そして試着していただければ、ライトソールの凄さも、デザインセンスの素晴らしさも分かっていただけると思います!!
ぜひ、店頭で。
長々とご清聴ありがとうございました。
岸本でした。
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