GEORGE COX の PONY×エナメル編み上げブーツ

ども、TAUの靴担当、岸本です。
今夜は、60年代クラシックスタイルが流行の今秋冬シーズンにバッチリ合う靴をご紹介です。
「ジョージコックスのポニーエナメルブーツ」です。
ジョージコックスといえば、ラバーソールを世界で初めて創ったブランドとして有名ですね。
セックスピストルズがヴィヴィアンやドクターマーチンと並んで愛用したことでパンクファッションの代名詞となっているブランドでもあります。
60~70年代のイギリスのファッションシーンを語る上では欠かせない存在のブランド。
とまあ、こんなことは多くのかたがご存知かと思います。
ファッション的な面ではその通りなのですが、靴好きの観点から見ると、このブランドの良さは、製法の堅実さとオリジナリティにあると思います。
1906年に創業したブランドで、以前ドクターマーチンの回にお話したイギリスの靴作りの聖地である 「ノーザンプトン」に本拠をおいた歴史と確かな技術があるブランドで、同地域にある超高級老舗メーカーとしのぎを削っていくなかで、それらのブランドとの差別化を図り、オリジナリティーを追求した唯一無二の靴の歴史に名を残す凄いブランドなんです。
40年代に開発した厚底シリーズの 「ブローセル・クリーパーシリーズ」がそのチャレンジ精神を物語っていますが、実は製法の面でもイギリス伝統のグットイヤーウェルティッド製法を独自に改良して新たなウェルト製法(ウエルトに従来のものよりも肉厚で大きいレザーを使用)を編み出したりと、とても面白いチャレンジ精神満タンのメーカーなんです。
そのデザイン性が有名ですが、実は耐久性や型崩れしにくい素材使いなどは、剛健な靴つくりがウリのイギリスの伝統をしっかり受け継いでいます。
とまあ、そんなメーカーが手がけたブーツがこちら。

厚底シリーズのイメージが非常に強いメーカーですが、このようなクラシックスタイルも流行する前からつくり続けているのです。こういったヨーロピアンクラシックスタイルで培われた技術がこのメーカーの本当のウリですね。ちなみにファー部分はポニー(子馬)素材で、ジョージコックスの得意な素材ですね。かなり昔からポニー素材を使用しているのも有名です。

木型はポインテッドトゥ(つま先がとがった形)の全体にやや細身のかたち。エナメルとファー素材の組みあわせ、そしてブラックカラーは、イタリアのヴェネツィア発祥のブーツをモチーフとしたものですね。

イギリス製の剛健なつくり(降雨量の多いイギリスの靴はそれに負けない造りと素材のものが多い)で、形はイタリアンクラシコという一品。う~んいいですねぇ。

極めつけはこちら、デットストック(未使用)で見つかりました。
自分の足型に伸びてくれて馴染ませる楽しみも味わえる一品…。
文句なく買いの一足ですね。
(ちなみにわたくし、全く同じ形を10年前に購入いたしました。飽きのこないええ靴です。たしか250ポンドくらいだったと思います。(笑))
サイズあう方はぜひ。
GEORGE COX の PONY×エナメル編み上げブーツ
PRICE:SOLD OUT
SIZE: UK 8.5 (やや細い木型のため 26.5cmくらい)
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